「持参」敬語の正しい使い方:ビジネスシーン別具体例

「持参」敬語の正しい使い方:ビジネスシーン別具体例 ビジネス敬語

ビジネスシーンで「持参」という言葉を適切に使えていますか?日常会話では問題なく使える「持参」ですが、ビジネスの場面では意外な落とし穴が潜んでいることがあります。敬語としての扱いや、二重敬語の問題など、正しい使用方法を知らないと思わぬ失敗につながる可能性があります。

本記事では、「持参」の基本的な意味から、ビジネスシーンでの適切な使い方まで、詳しく解説していきます。「持参」の正しい使い方を理解し、あなたのビジネスコミュニケーションスキルを一段階向上させましょう。

「持参」の意味と基本的な使い方

「持参」の語源と本来の意味

「持参」という言葉は、「持つ」と「参る」を組み合わせた複合語です。本来の意味は、「物を持って行く」または「持って来る」ことを指します。

日常生活では、「お弁当を持参する」「身分証明書を持参する」などの使い方が一般的です。

「持参」の語源と本来の意味

「持参」と類似表現の違い

持ってくる
「持参」よりも「持ってくる」は日常的な表現です。例えば、訪問先などでは「お土産を持参する」と言いますが、友人との約束では「お土産を持ってくる」といった表現をします。

携帯する
「常に身につけている」というニュアンスがあり、「スマートフォンを携帯する」のように使います。

「持参」の敬語表現と正しい使い方

謙譲語として「持参」を使用する際のポイント

「持参」という言葉は、自分の行動を謙譲的に表現する際には注意が必要です。「持参する」は謙譲語ではないため、他の適切な表現を使うべきです。

例えば、会議の案内メールでは「資料をお持ちいただけますと幸いです」といった表現が望ましいです。また、自分が何かを持っていく際には「サンプル品をお持ちいたします」などの表現を使うのが適切です。

二重敬語と「持参」に関する注意点

「持参」を用いる際、過度な敬語表現を避ける必要があります。
「ご持参してください」は二重敬語に当たります。「ご」と「ください」が重なっているため、避けるべき表現です。正しい例としては「お持ちください」や「持参してください」などの表現が挙げられます。

状況に応じた表現の選択

「持参」はフォーマルで硬い印象を与える場合があります。そのため、よりカジュアルな場面や親しい関係では、「持ってくる」という言葉を選択するのも一つの手です。重要なのは、相手や場面に応じた適切な表現を心がけましょう。

ビジネスシーンにおける「持参」の具体的な使用例

ビジネスメールでの使い方

【例文】
お世話になっております。株式会社プログレスの○○です。

今週の金曜日に予定しております会議に関しましてご案内です。

今回の会議のテーマは「△△」となっており、議論を円滑に進めるため、お手数ですが○○の資料をご持参いただけますと幸いです。

何か質問や追加の準備が必要でしたら、お気軽にお問い合わせください。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

さらに「お手数ですが」「恐れ入りますが」などの言葉を前置きすることで、相手への負担を軽減することができます。

電話での使い方

【例文】

佐藤
佐藤

お世話になっております。株式会社プログレスの佐藤です。

青木
青木

お世話になっております。△△株式会社の青木です。

佐藤
佐藤

明日の会議についてのご案内なのですが、資料はすでにご用意しております。会議に持参いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

青木
青木

ありがとうございます。大変助かります。会議は午前10時から、弊社の会議室でよろしいですか?

佐藤
佐藤

はい、10時からですね。時間通りに伺います。

青木
青木

お待ちしております。それでは明日、よろしくお願いいたします。

佐藤
佐藤

こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。失礼いたします。

青木
青木

失礼いたします。

電話では相手の表情が見えないため、「お持ちいたします」や「ご用意させていただきます」など、状況に応じて柔らかい表現を選ぶことも大切です。さらに、「持参」を使う際は、何を、いつ、どこへ持っていくのかを明確にすることで、誤解を防ぐことができます。

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